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悠々自適、清光雨読

冒頭の小屋は、弊社の元社員さんが自分で作った建物です。写真の右端に趣味の部屋、左側が濾過材を作る作業小屋です。
濾過材の商売が軌道に乗り、弊社を辞めて専念していますが、とはいえ月に一度は出社して手伝ってくれています。

母屋はこの建物とは別(隣接する敷地)にあり、趣味や遊びのためのスペースです。
人をまねいては鉄板や屋外にある網焼き、自作のピザ釜で作った食べ物を作り、酒を酌み交わします。囲炉裏の向こうの掃き出し窓の外には椎茸を栽培する原木が20本ほど置いてあります。
窓から見える場所に紅葉を植えるそうです。

この部屋の壁は杉板が貼ってありますが、下地合板にはガイナが塗布されています。弊社で余ったものを差し上げたものの活用です。
杉板と合板は釘止めですから、ガイナ塗布表面に隙間がなく、効果が限定されるように感じると思いますが、杉板は反ったり曲がったりしてますから、厳密には隙間があります。このエリアはかなり寒い地域ですが、杉板の断熱性能と相まって、断熱材のないこの小屋でも、冬も凄く暖かくなります。小さな薪ストーブで充分暖かくなります。

屋根のトタン板にはガイナを塗布してあり、夏もそれほどエアコンを必要としないそうです。断熱材を使った家では断熱材で保温され、断熱材周辺で蓄熱が起こり、室内で発生したり、入り込んだ熱は屋外に逃げにくくなります。
この家はそれこそ合板だけで作ったバラックなんで熱はいくらでも外に逃げます。そのバラックにガイナが作用することで夏の暑さも簡単に凌げます。
少なくとも、隣地にある母屋より全然夏に涼しく、冬に暖かいそうです。

この日も肌寒い日でしたが、鉄板でお好み焼きを作ってくれたその熱だけで、部屋は暖かくなりました。

自作のピザ釜
同じ敷地で畑を潰して建てた娘さん夫婦の家

この建物は娘さん夫婦の家です。もともとこの場所には畑があったのですが、畑を潰して家を建てました。
この家は屋根にガイナルーフを使ってます。
平屋の縦ハゼ板金の家ですが、夏も室内はひんやりしています。
土間のスペースが大きいことも作用しているかもしれません。
この家も、母屋と比較して比較にならないくらい母屋より涼しいそうです。

ちなみに母屋は瓦屋根の大きくて立派な、だけど古い家です。

娘さんの家の土間には薪ストーブがあり、土間の上にも薪が積んでいます。

元社員さんはまあまあ高齢です。友達や家族と収穫物を分かち合い、お孫さんと遊び、自宅で仕事も続けながら、悠々自適、清光雨読な生活をされています。

私も将来は彼のような生活をしたいと思っています。

KT

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