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ガイナルーフ性能実験 ガルバリウム鋼板


左から ゴムアスルーフィング ガイナルーフ アルミルーフィング

実際の瓦棒屋根と同じ構成の試験体を作り、ルーフィング別(ガイナルーフ、ゴムアスルフィング、アルミルーフィング)のデータ比較を実施しました。ただし、野地に伝わった熱は風の影響をうけて大気に放熱された残りの熱となります。ですから、表面温度以上に熱貫流量の差は大きいと考えられます。

ガイナは塗膜表面にある熱エネルギーを高温側(屋根材側)に放射して、低温側への熱エネルギーの移動を減らす特性を持ちます。その結果、同じ環境の試験体であるのに、ガイナの上に設置した屋根材は、ガイナからの熱エネルギーの放射により、他の屋根材より高温になる傾向がみられました。

この放射されたエネルギー量(野地側に貫流しなかったエネルギー量)だけ野地板は低温になります。またガルバリウム鋼板の特性で、雲が覆い日陰になれば比較的速やかに大気に熱を放出します。風によっても温度低下します。ですから、躯体が受け取らなかった熱エネルギーは屋根材を介して大気に放出されます。

以上の理由から、ガイナルーフとガリバリウム鋼板との相性はとても高いと言えます。
6月9~10日の測定ですから盛夏ではありませんが、それでも温度データロガーでの計測では、

ガイナルーフ:ゴムアスルーフィング  6~9℃程度ガイナの方が低く
ガイナルーフ:アルミルーフィング   3~4℃程度ガイナの方が低くなりました。

サーモ画像では、ある一点ではなく、野地全体として温度変化が生じていることがわかります。この時には、ゴムアスルーフよりアルミルーフの方が高温になり、ガイナの方が4℃、ゴムアスの方が2℃程度低温になりました。
この野地の温度は、大気に放出した後の温度であり、実際の建物では小屋裏に放出され、熱負荷になります。野地板の持つ熱は、小屋裏のあらゆる物質に放射により熱エネルギーを移動させます。その結果として小屋裏の気温も上昇します。


R3.6.9 測定日全日変化
R3.6.9 ピーク時拡大

野地板裏面温度 ゴムアスルーフィング最高点 12:33 では

ゴムアスルーフィングよりガイナルーフの方が、8.6℃ 温度が低い
アルミルーフィングよりガイナルーフの方が、4.1℃ 温度が低い

野地板裏面温度 ガイナルーフ最高点 13:00 では

ゴムアスルーフィングよりガイナルーフの方が 5.5℃ 温度が低い
アルミルーフィングよりガイナルーフの方が 2.5℃ 温度が低い


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