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伊達市 縦ログの家 建築中

福島県伊達市の中山間地域にあり、夏場は猛暑になる阿武隈川支流の側にある農家の住宅である。
以前の住宅は、築30年あまりのいわゆる地域工務店が築き上げた手法で作られた家であった。
平穏な生活の中で家主は住み慣れた母家を焼失により失うことになり、今後の住まい方を考えはじめていた。

子供は独立し、以前の広さをを必要としないためにコンパクトで環境効率の良い住まいを求めた。
平屋の一室空間に、必要最小限の木質パネル(縦ログ)を配置した。仕上げと構造を兼ねた縦ログが緩やかに一室空間を仕切っている。
立地の環境をシュミレーションし、北側に高窓を配置し風が通り抜けるようにした。
それと同時に南側に面した屋根には太陽光パネルを配置し、夏場の日射を制御するため軒を必要なだけ伸ばした。

シンプルで一見何の変哲もない住宅であるが、近年の建設工業資材の物価高によって、
地域の木材を多量に使用する縦ログが建設コストの上昇をやんわりと抑えている。
地域材を利用した構法と環境機能による、近い未来のローコスト住宅である。

ガイナルーフ、ガイナを用いてどのように温熱環境の快適さを更に高めるか、日進産業グループとして関わらせていただいています。

KT

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