見出し画像

塗装について

塗装の価値


建物は、
見せるために綺麗に加工した材料=仕上げ材
見えない部分に使うラフな材料=羽柄材
で、出来ています。

また、濡れてはいけない部位(内装、構造材など)と、どうしても濡れてしまう部位(外装、風呂など)にわかれます。
どうしても濡れてしまう部位には、

  濡れてもいい素材=FRP、アルミ、ステンレス、陶器など
  濡れてもいいように加工された素材

が使われます。

濡れてはいけないものをある期間濡れても大丈夫なように加工する用途で使われるのが主に塗料です。

住宅建築で木材は多く使われますが、恒常的に濡れると腐る素材です。

住宅の寿命を縮める要因

建物の寿命を縮めるのは腐食、原因は漏水と壁体内結露です。

漏水を防ぐため、建物は漏水を防ぐため、水を吸い込まない物質で建物を包みます。

瓦・外壁・水切り(笠木など)
そのもの自体に耐水能力があるもの・・・・FRP、アルミ、ステンレス、陶器
そのもの自体に耐水能力がないものに塗装して耐水能力を持たせるもの・・・・カラーベスト、サイディング、木材、鉄など。

塗装には寿命があり、通常塗料で8年ほどです。
ガイナは15年程度。
寿命が終わりかけると白華現象を起こして水を吸い込むようになります。
壁を触った時に掌が白く粉が付着する場合は白華を起こしています。
水を吸い込むと腐る。

だから、家の寿命を縮めないためには定期的な塗装が必要です。

断熱材だけ充填して気密を確保していない住宅の壁体内は上写真のように腐っている場合があり、新築でも竣工から数年で断熱は損傷して機能していない場合があります。
リフォームで躯体断熱を強化するのは気密の確保が難しく、基本的に無理です。
だから、躯体の断熱強化にはガイナを活用するしか方法がみあたりません。

高断熱高気密住宅とは
断熱材を充填することで壁体内結露や漏気による結露が発生しやすくなる。それを防ぐために、また断熱材が正当な能力を発揮するために壁の室内側で気密確保をする住宅です。
外壁側の防水は、実は外装材ではなく透湿防水シートが担っています。

屋外側に通気層を設ければ通気層内はドライエリアになりますから、屋外から侵入した水蒸気も、意図せぬ漏気によって壁体内に侵入した水蒸気も、効果的に排出されます(水蒸気は水蒸気圧の高い方(湿度が高い方)から低い方に流れるから)。


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!