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人の体感温度

人は空気だけでなく、身体の周辺に有るものに影響されています。
夏期にエアコンを使って空気の温度(室温)を下げても、壁や天井の温度が、室温や体表の温度より高ければ、人は壁や天井の熱を感じます。

下図は、夏の午後に帰宅し30分ほど空調したイメージの温度分布です。仮に平静時の皮膚表面温度を 33℃と仮定すれば、体感温度は

(44℃+42℃+40℃)/3=42℃
(42℃+28℃)/2=35℃

となり、体感温度が平静時の体表の温度より 2℃高くなるため、室温が 28℃であるにもかかわらず、ジリジリとした暑さを感じます。エアコンで空気を冷やし、時間をかけて天井や内壁の温度も低下させることで涼を感じるようになります。比熱が小さい空気で熱容量の大きな壁を冷やすのは時間とコストがかかります。

ガイナを内装に塗布すれば、ガイナの塗膜は比熱が小さいため、塗膜の表面温度は即座に空気温度と近づきます。このようにガイナを塗布した室内では、体感が改善され、空調機の稼働効率も低下し、省エネルギーになります。ガイナを外壁に塗装した場合には、建物の蓄熱が少ないため、はやく内壁や天井の温度を低下させることができます。